『異世界食堂』異世界の様々な人々と「洋食のねこや」の店主、料理の一期一会を描く、大注目の異世界グルメファンタジー!~紹介アフィリエイト~嶋津球太

『異世界食堂』登場人物紹介


店主 - 諏訪部順一

■洋食屋「洋食のねこや」の店主
両親を交通事故で早くに亡くしており、祖父である先代店主を親代わりに育てられ、10年前に先代店主から店を受け継いだ。
店を継ぐ以前は、高校時代に中華料理屋で修行をしていたことがあり、洋食だけでなく和食と中華料理も作ることができ、大学生の頃は喫茶店でアルバイトをしていたため、パフェなどのデザートも作れる。
土曜日は長年一人で店を切り盛りしていたが、来客数の増加や加齢による体力の低下の影響もあり、アレッタらを給仕(ウェイトレス)として雇い入れている。
面倒見と人柄がよく、従業員のアレッタらから慕われている。
異世界の言葉は、読み書きは一切できないが、客やアレッタとの会話は扉に付けられた魔法の鈴によって翻訳されるため支障がない。



アレッタ - 上坂すみれ

■ウェイトレスをしている魔族の少女
「ねこや」との出会いは、両親を亡くして出てきた王都でたまたま見つけた食堂の扉に飛び込み、厨房にあった食べ物を食べて寝込んでしまっていたところを店主に見つかった。
身の上話を聞いた店主が、「働き口を探している」というアレッタの言葉に給仕として雇われる。
髪の色は少し赤みがかった濃い金髪で、魔族の「人ならざる部分」として、耳の上のこめかみ部分に山羊のそれに似た黒い小さな角が左右一本ずつ生えている。

読み書きが出来ないため注文は頭に入れ、金勘定はできないため支払い時の対応は店主に任せている。
働きぶりは早くから店主を満足させている。
物心ついた頃から貧乏で、食べ物で苦労してきたため、食べ物を食べる時に夢中になってしまう。
自身は料理はあまりできない。
亡くなった両親以外の家族として、傭兵になった兄や、結婚して家を出ていった姉がいる。



『黒』(クロ)- 大西沙織<

■ 異世界で神として敬われている『七色の覇王』(6柱の竜)の1柱
本来は黒い竜の姿だが、「ねこや」ではエルフの少女の姿に変身し黒いウェイトレス服をまとっている。
普段は月に住んでおり、月面に現れた食堂の扉に関心を持ったことで「ねこや」を訪れた際に、新作チキンカレーに興味を持ちチキンカレーを食べ続ける。

通常は無力な者を即死させるほどの闇の力を無意識に振りまくが「ねこや」に来る時は力を最大限に抑えており、ほとんどの客は気配すら感じていない。
客の表層意識から次に注文しようとしている料理を読み取り、店主に伝え配膳し、大部分の客はクロの気配を察知できていないため、いつの間にか料理が届いているが客たちは気にせず食べている。
言葉を発することや表情を動かすことは不得手としているため、そうした通常の接客面はアレッタに任せて配膳に徹している。
意思疎通の際は、クロの声は受け手には頭の中に直接響いてくるように聞こえている。



サラ・ゴールド(メンチカツ2世)- 安野希世乃

■トレジャーハンター
実家は王国の大商家だが冒険者を輩出する一族でもある。
伝説のトレジャーハンターとして知られる曽祖父ウィリアム・ゴールド(メンチカツ)の日記を手がかりに「ねこや」を訪れ、常連となる。
曽祖父と同じくメンチカツを好物とし、お土産にメンチカツサンドを買って帰り、時には出来立てのメンチカツサンドを食べて楽しむこともある。
後に、留守がちな自宅の管理と家事を任せる人間を探していたところ、平日の仕事を探していたアレッタを偶然紹介されたため住み込みの家政婦として雇い、以後はアレッタが「ねこや」よりお土産として持ち帰るメンチカツサンドも楽しんでいる。
妹のシアや他の女性の登場人物たちの多数とは異なり、菓子は「贅沢品」と考えていて、手を出さないようにしている。





タツゴロウ(テリヤキ)- 大塚芳忠

■東大陸でその武名を轟かせる伝説の傭兵
獅子のような気配を漂わせる巨躯の老人。
その名は吟遊詩人が歌う歌の主役の定番として広く知られている。
「ねこや」で食事する際は、ライス、味噌汁、漬物を先に食べ、テリヤキチキンを肴に清酒を飲む。
テリヤキと清酒を定番の注文としているが、フライドチキンも無性に食べたくなることがあり、その際は炭酸の効いたジントニックとあわせて、骨つき、骨なしともに注文して楽しんでいる。

傭兵として東大陸中を渡り歩いているため、大陸各地に点在する扉の場所はおおよそ把握している。
20年以上前からの常連ではあるが旅暮らしであるため、「ねこや」とはドヨウの日に扉の近くを通れば訪ねるという付き合い方をしており、巡り合わせが悪ければ何か月も来店しないことがある。



アルトリウス(ロースカツ)- 清川元夢

■かつて邪神戦争で人間を勝利に導いた四英雄の一人で、大賢者
現在は人間種としては世界最高の魔術師として敬われている。
「ねこや」のある世界と異世界とを結ぶ魔道具を手に入れた暦(ヨミ)が、最初に「ねこや」に招いた人物がアルトリウスで、常連の中では一番の古株。
「ねこや」では、ロースカツを肴に冷えた生ビールを飲むことを好む。
店の奥まった場所にある、厨房に一番近い席を定席としているため、同じ席を定席としているタツゴロウ(テリヤキ)とは自動的に相席となる。
アルトリウスは特別営業で訪れる客向けの通常メニューの説明文の執筆を任されており、字体は几帳面で整って読みやすく、語彙も豊富で、相当な教養を持った人物が書いたものに違いないと言われている。
空間転移の魔術を操ることができ、「ねこや」と異世界をつなぐ際に協力し、食堂の扉を呼び寄せることのできる魔法陣を作成して自らの研究室に強制的に呼び出すことにも活用している。



ハインリヒ・ゼーレマン(エビフライ)

■公国の騎士
モスマン討伐の途中でたまたま扉を見つけたが、金を持っていなかった上に早足な性格なため、店主の説明も聞かないままドワーフの名剣を代金代わりに店主に渡し去っていった。
再訪の方法がわからないまま過ごしていたが、3年後に剣を渡しに砦にやってきたタツゴロウに連れられ、ようやく再訪が叶い以後は常連となる。
港町出身であることもあり、故郷を思い出させるエビフライが大好物、エビフライサンドを持ち帰ることもある。
「ねこや」には、勤務が終わった夕暮れ時に訪れることが多く、非番の日は昼から行くこともある。
サラとはサンドイッチ事件を機に、少しだけ親しくなった。



ファルダニア - 日笠陽子

■旅のエルフで、料理研究家
エルフの集落であるシエナの森出身。
種族の特性上、肉や魚、乳製品や卵などは受け付けないが、毎回新たなメニュー(豆腐ステーキ、焼きおにぎり等)を提供してくる店主に刺激され、自ら料理人として各地を旅し修行に励むようになり、後に、彼女が発案した、豆を主体とした数々の「エルフ料理」はあらゆる種族に絶賛され、後世の人々から伝説の料理人と謳われることとなる。
アリスと出会って以降は、足手まといになることを承知で、彼女を旅の同行者としている。
エルフの特性をいまいち理解できていない店主からは偏食家だと認識されており、時折立ち寄るだけの客にもかかわらず、よく覚えられている。
ちょっと甲高い声をしていて、外見は店主からすると女子高生くらいに見えている。



『赤の女王』(ビーフシチュー) 伊藤静

■『七色の覇王』(6柱の竜)の1柱
10万年以上も生きている赤く巨大な竜で、異世界で五指に入る強大かつ膨大な魔力を持つ。
「ねこや」を訪れる際は、縦に割れた黄金色の瞳孔を持つ赤い瞳と頭に2本の深紅の角を持った、美女の姿に変身する。
居城としている山に数千年間の間に奪い集めてきた財宝の山を築いており、24年前にその財宝の山に扉が現れるようになり、以来、「ねこや」に毎週通っており、先代店主との約束で、原則として他の客が帰った後、最後に訪れることになっている。
ビーフシチューの1皿の値段は銀貨1枚で、店主が寸胴に100皿分を仕込んでいるため、本来であれば、料金は金貨1枚が相当ということになる(詳細は#異世界を参照)が、過剰に払おうとする『赤の女王』と、余分に受け取る気はない先代店主との取り決めにより、金貨2枚で取り引きすることにしている。
神として敬われている存在であることもあり、他の客が帰った後に来店していることは噂として常連客の間では広く流布している。
「ねこや」のビーフシチューを知るまでは、自分で丸焼きにした牛を好んで食べていた。



トマス・アルフェイド(ミートソース)- 屋良有作

■王都の大商会「アルフェイド商会」の元当主
当主だった頃に数々のパスタソースを作成して人気を博し「料理発明の天才」と称えられている。
小麦麺は味付けが簡素であるため人気がなかったが、「ねこや」のパスタ料理の味を基にパスタソースをいくつも制作したことで、小麦麺の地位を引き上げ、小さな商会だったアルフェイド商会を、数十年で王都一の大商会にまで成長させた。
王国を代表する「騎士のソース」もトマスが「ねこや」で食べたベシャメルソースを再現したもので、20年前にこれを食した当時の王太子(現国王)が感動のあまりにソースに騎士の称号を与え、アルフェイド商会は王家との商談の足掛かりを得た。
好物はミートソーススパゲティで、その再現を最終的な目標に定めていた。
先代店主との約束により、4回に1回は客ではなく商人として「ねこや」の開店前に訪問して、「ねこや」の売上と異世界の食材や薬を取引している。
今後の商会の発展を考え、孫のシリウスに扉の存在を教え、客としては引退した。



シリウス・アルフェイド(ナポリタン)- 下野紘

■トマスの孫で、アルフェイド商会の次期当主
トマスに連れられて行ったことで異世界食堂を知り、トマスが「客」としては引退したため、トマスが使っていた扉を4回に3回は自由に使えるようになった。
商会のさらなる拡大を目指す野心家で、「騎士のソース」に代わる商会の主力商材として、「マルメット」(異世界のトマト)を用いた商品の開発に意欲を燃やしている。
祖父同様、「ねこや」の料理を“盗む”ことで商会を大きくできることに気づいており、専属料理人のジョナサンを「ねこや」に連れていき、共にピザなどを食しながら再現する方法を模索している。
「ねこや」では、色々食べてみて一番の好物となったナポリタンを毎回頼むほか、研究のためにもう一品別の料理を注文することにしている。



ガガンポ(オムライス)- 保村真

■リザードマンの部族『青き尻尾の一族』の若者
3年前の祭で、部族の「勇者」の座を手にした。
部族を代表して「ねこや」に赴き、オムライスの大盛り2個を食べた後、必ずパーティー用のオムレツを3つ持ち帰っている。
一族と話す時は流暢に喋れるが、「ねこや」では、魔法により翻訳されるにもかかわらず、無口かつ片言になる。



アーデルハイド(チョコレートパフェ)- 上田麗奈

■帝国の現皇帝の第1皇女
帝国一の美人と評されるほどの美貌を持つ。
4歳頃に亡き祖父である初代皇帝ヴィルヘイムに連れられ、異世界食堂に来たことがある。
16歳の誕生日を迎える少し前に「貧民殺し」と呼ばれる肺の病にかかり、離宮で療養生活を始めたところ寝室に扉が現れそこから常連となる。
昼食後しばらくしてから「ねこや」へ行き、パフェを食べるという付き合い方をしており、後に食堂で知り合い友人となったシャリーフとラナー兄妹やヴィクトリアとの会話を楽しむようになる。
名前は曾祖母にあたる帝母アーデルハイドから取って付けられており、曾祖母に仕えていたことがあるハーフエルフのエルマーに言わせるとアーデルハイドは彼女の面影を残している。 長音をはっきりと発音する癖がある(チョコレートパフェ→チョコレイトパフェ、コーヒーゼリーパフェ→コオヒイゼリイパフェ、シュークリーム→シュウクリイム)



ヴィクトリア・サマナーク(プリンアラモード)- 田村ゆかり

■「公国の魔女姫」の異名を持つハーフエルフ
公国の第1王女であったが、両親とも人間であるにも関わらずハーフエルフとして生まれてしまったため魔術師の道を目指し、魔術において天賦の才があり、8年間の修行の末に魔術の奥義を極める。
その後公国に戻り、王城の外れの塔に研究室を構えて魔術の研究を続けている。
ハーフエルフであるため容姿は10代半ばの状態を保っているが、異世界の種族についてよく知らない店主には何年も前から顔が変わらない童顔の持ち主と思われている。
アルトリウスが復活させた転移魔術を操ることができる魔術師の一人で、師と同様、食堂の扉を呼び寄せる魔法陣を自分の研究室に置いている。

全てのデザートを食べた上で、プリンアラモードを最大の好物としている。
帰宅後も自室にプリンを保存していつでも食べられるように、魔術をほどこした宝石箱型の冷蔵庫を開発し、持ち帰っているカスタードプリンをその冷蔵庫に収め、2日に1回食べられるようにしている。
プリンとカラメルソースの組み合わせを至高と考えており、カラメルソースがかかっていないプリンは認めない



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